引っ越し業者のアドバイスには耳を傾ける価値がある

思えば最初から無茶な引っ越しでした。転居が決まったのがわずか3週間前。夫がライターだった関係で、一軒家のあらゆる押入れに書籍・雑誌類が詰まっている上に、夫と娘の趣味の楽器(バンド2つできる分)の他、CDやDVDが2000枚以上あったのです。この機会に断捨離をという私の呼びかけに対し、彼らは最初の1週間は思い出浸り。

荷づくりなどほとんど進みませんでした。しかも東京都から神奈川県への引っ越しとはいえ、車でわずか40分の距離だったのが運のツキ。夫が「業者には大きな物だけ頼んで、段ボール箱(主に本やCDの類)は自分達で運ぼう」などと言い出したのです。

2週間前に見積もりに来られた引っ越し業者さんに、その旨を伝えました。年配の担当者の方は「とりあえず前日にまた様子を見に来ますから、段ボール○○箱分はその時に改めて相談しましょうか」と、親切そうな感じでした。後になってみれば、おじさんの経験から、私みたいなことを言っていても実際にはそんな風には進まないことを知っていたのだと思います。

一週間後。引っ越し直前の連休に一気に片付ければ良いかとタカをくくっていた私に、後悔するようなできごとが降りかかってきました。なんとその連休の2日前に主人が交通事故にあってしまったのです。それで完全に引っ越し作業はストップ。ですが、今更引っ越しの日は変更できません。

引っ越しの前日、実際の作業を担当してくれるチームのリーダーさんが、梱包状況を確認しに来られました。数日間、睡眠時間を削って頑張った私ですが、まだまだ手を付けていない荷物は山とあります。「奥さん、この倍よりもっと荷物残ってますよ。これじゃ、明日作業できないよ」と怒られてしまいました。ごもっともと頭を垂れる私に「ご主人は手伝ってくれなのか」と聞かれ、状況を説明すると「もっと早くに連絡してくれたらよかったのに」と若干同情してくれました。

そして「荷造りの達人」を一人、引っ越しのスタッフ以外に契約するよう勧められ、藁をもすがる思いでお願いしました。「食器類は仕事が細かくて大変だから、それは明日連れてくる女性スタッフに任せて」など、私にしてほしい所、スタッフができる所とを仕分けして帰って行かれました。

その日はほぼ徹夜で、一人荷造りしましたが、段ボールに詰めても詰めても物が減りません。引っ越し当日も怒られるのかと気が重かったです。達人のスタッフさんは女性でした。2往復するので、大きな荷物を運び出しながら、スタッフさんと私とで残りの荷造りをすることになりました。その後はミラクルです。私の倍以上のスピードで荷物を詰めていき、2往復めにトラックが戻ってきたときには、奇跡的に引っ越し荷物ができあがりました。「昨日はどうなるかと思ったけど、奥さんも頑張ったね」とリーダーさんは前日とはうって変わって優しい言葉。思わずほろっとしました。

餅は餅屋とは言ったものです。引っ越しの際は、業者さんのアドバイスに素直に従おうと心に決めました。

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